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チェンジマネジメントとは?企業変革を成功させるための重要な8ステップを解説!

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企業にとって変革は、さらなる進化のために必要な要素です。しかし、変革は様々なリスクも伴います。リスクの大部分は「社員」にあり、このリスクを抑えるためにも「チェンジマネジメント」が重要な役割を担っています。ここでは、チェンジマネジメントの重要性、チェンジマネジメントを成功させるための8ステップをご紹介します。

チェンジマネジメントとは?なぜ注目されている?

企業の存続や業績向上のためには、時代に合わせた変革が必要となります。変革が遅れた企業は、時代の変化に取り残され、瞬く間に消滅する可能性もあります。企業変革の必要性はほとんどの会社で認知されています。

しかし、変革を始めるにあたり当然リスクも伴うため、簡単には実行できません。いざ変革が開始されても時間がかかり業務に支障をきたしては、本末転倒です。ここで企業改革に二の足を踏む会社も多くでてくるでしょう。

企業変革は、いかに効率よく確実に成功へと導いていくかが重要です。そこで、カギを握るのが「社員」です。組織を構成する社員たちを巻き込むことで、企業変革のスピードが上がり、より成功へと近づきます。このように経営層だけでなく、社員全員の足並みを揃えていくことで企業変革を行うことを「チェンジマネジメント」と言います。

チェンジマネジメントの成功は、企業変革の成功に直結します。そのためにも、チェンジマネジメントの重要性をしっかり理解し、戦略的なステップを計画することがとても大切です。

そこで、はじめにチェンジマネジメントの重要性について解説していきます。

チェンジマネジメントの重要性

企業が変革するためには、これまでの業務の在り方や方法を見直し、大きく変えていく必要があります。この場合、負担がかかるのは「現場の社員」です。そのため、変革の目的や理由を社員にしっかりと説明し浸透させなければ、変革が失敗におわる可能性があります。

たとえば、コスト削減のために人員を削減するとします。なぜこのような施策を行うのか、これによりどういう効果があるのかなどをしっかりと説明せず、社員の理解がないままに実行すると、反発が起こり企業の中で問題が発生するでしょう。これをきっかけに、重要なポジションで周りからの信頼も厚い社員が辞めてしまうかもしれません。そこから芋づる式に退職者が増えてしまう危険性もあります。これでは、元々の変革目的とは違った方向へと進んでしまいます。

このような事態を避けるために必要となるのが、チェンジマネジメントです。変革の内容や狙いを共有し、社員の共感を得ながら個人の意識改革をしていくことが、スムーズな変革に繋がっていきます。

チェンジマネジメント失敗の原因は「社員」だった!?

チェンジマネジメントと企業の変革は密接に関わっています。よって、チェンジマネジメントの失敗で、変革自体が失敗してしまう場合もあります。そこで事前にリスク対策ができるよう、失敗の原因となる事項を知っておきましょう。

変革に賛同できない社員が存在することを知っておく

変革を受け入れることができない、または変革についていくことができない社員は必ずいます。このような社員は少数だと思われがちですが、実は社内に多く存在している場合もあります。特に日本人はこの傾向が強いため、このような社員たちの対応をないがしろにしたことで、変革が失敗に終わることは珍しくありません。

この場合、変革についていけない社員を退社に追い込むようなことはしてはいけません。周りの社員の反発を買い、変革への理解を得られなくなる可能性があります。

また、権力のある社員が「会社はこうあるべきだ」という強い考えを持っている場合は、さらに注意が必要です。その人物が周りからの信頼も厚く賛同する社員が集まると、一大勢力となって変革に抵抗する可能性もあります。そうなると、最終的に変革を諦めざるを得なくなり、最悪の場合、経営層の威厳が失われることとなります。

このような事態を防ぐために、変革を始める前の段階で各部署のリーダーとしっかり話し合うことが大切です。また、次章でご紹介する「チェンジマネジメント成功への8ステップ」を順序よくクリアしていくことで、リスクを抑えられます。

事例から学ぶ!チェンジマネジメント成功への8ステップ

うまくチェンジマネジメントができなかったために、変革が失敗した企業は多くあります。最近は、これらの失敗事例から考案された「チェンジマネジメントを成功させる8つのステップ」が注目を集めています。

1、変革の必要性を共有する

変革を成功させるためには、変革の必要性について経営層と共有し、同じ考えを持てるようになるまですり合わせを重ねる必要があります。なぜ、変革が必要なのか、企業がいまどのような状況なのかをデータで分析して共有することで、変革の必要性を認識できます。

2、連帯チームを作る

経営層と変革に対する共通認識ができたら、次に変革を進めるチームを作ります。ここでは大きな権限を持ち、周りからの信頼が厚い人物を集めることが重要です。それにより、抵抗勢力ができることを抑制する効果が期待できます。

3、具体的なビジョンと戦略を生み出す

つづいて、具体的な変革のビジョンと戦略を考えます。コスト削減にばかり目を向けるのではなく、社員にとってメリットが大きい変革を目指すことが大切です。

4、社員ひとりひとりに周知徹底する

そして、変革のビジョンと戦略が決まったら、全社員に周知徹底する必要があります。ひとりひとりにしっかりと理解してもらうためには、大きな会議などで全員に伝えるだけではなく、各部署でも改めて伝えることが大切になります。これにより、個人の意識を変える必要があることを認識してもらえます。

5、自発を促す

ビジョンと戦略を社員に周知することで、社員が自発的に行動するようになります。さらなる自発的な行動を促せるよう、十分にサポートすることも大切です。変革の内容が大きければ大きいほど、自発的な行動がみられる傾向にあります。これは、会社全体が変わることで、自分も変わるために積極的に行動しても良いという認識ができるようになるためです。

6、成功を実感させる

そして、実際に変革が成功していることを実感させることが重要です。変革をしたにも関わらず、良い方向へ向かっていないと感じることで、社員のモチベーションは低下していきます。これを防ぐためには、短期的な計画を立て、最優先で着手することがポイントです。短期的な計画が成功した場合、これを全社員で共有し、変革の成功を実感してもらいます。これにより、社員のモチベーション維持と向上をはかることができます。

7、さらなる変革の推進する

この短期的な計画の成功を活かして、さらなる変革を推進していきます。このサイクルを何度も繰り返すことで、最終的には大きな変革を達成することができます。

8、変革を定着させる

変革後の業務や制度などの定着をもって、変革が完了となります。これまでの取り組みを振り返り、どのように変革し、どのようなことに成功したのか因果関係を明確にし、全社員にわかりやすく提示します。ここで全社員が「変革に成功した」と実感することができれば、変革へのモチベーションが上がり、より効率良く次の変革に進むことができます。

まとめ

変革が失敗する大きな原因は、抵抗勢力ができることです。このリスクを抑えるためには、チェンジマネジメントが重要なポイントとなります。ご紹介したチェンジマネジメントを成功させる8ステップを順序よく的確にこなしていくことで、変革の成功率を高めることができます。チェンジマネジメントに正解はありません。それぞれの企業に合った方法でチェンジマネジメントを進めていくことが、最も効果を発揮するものとなるでしょう。

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