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ティール組織とは?その特徴とメリットをご紹介!

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これまでの常識を覆した次世代型の組織モデルとして「ティール組織」が注目されています。上下関係や売上目標がない中でも成果をあげているティール組織について、その特徴やメリットをご紹介します。

 

ティール組織の特徴

ティール組織とは、これまでの常識を覆す全く新しい組織モデルです。これまでの組織では、上下関係や細かなルールに基づいて秩序を保ち、定期的なミーティングによって情報や意識を共有していました。また、売上目標や予算の設定など、経営層が社員に対してわかりやすい指標を提示することが基本でした。では、ティール組織は具体的にどのような違いがあるのか、その特徴やメリットなどを解説します。

これまでの組織とティール組織の違いとは?

ティール組織についてより深く理解するために、まずは従来の組織モデルとの違いを解説します。

レッド組織

最古の組織モデルといわれているのがレッド組織です。トップの人間がメンバーに対して高圧的な態度をとり、力で支配します。それによって、メンバーがトップの支配に依存し、自分の立場を守るために行動するようになります。レッド組織の特徴は、現在の利益のみを考えていることです。そのため、将来的なことを考慮した取り組みが苦手という側面もあります。

コハク組織

コハク組織は軍隊のような組織モデルです。官僚制や階級などの概念を取り入れることで、全体の統制を図るものです。全体的にまとまりはするものの、興味が外へと向かず、他の組織に対して敵対意識を持つ場合があります。トップは、秩序を守るためにルールや基準を作ります。

オレンジ組織

社会的に成功することを最終目標とした組織モデルです。マーケティングや製品管理などを組織に組み込み、興味を外部へと向けます。そのため、世間から受け入れられやすいという特徴があります。トップは、論理的な思考により、組織の目標達成を第一に考えて行動します。

グリーン組織

グリーン組織は、社員1人ひとりの多様性を尊重した組織モデルです。思いやりを重視しており社員の心の健康状態は良くなりますが、細かいルールがないため業務が円滑に進まないことがあります。風通しが良い組織モデルと言えるでしょう。

ティール組織の特徴

ティール組織の最大の特徴は、社員1人ひとりによって組織が完成しているところです。社長や株主の意思決定が組織に影響を与えるのではなく、個人が組織全体の目的達成のために行動します。独自のルールや仕組みを作りながら、円滑な組織運営を目指します。

ティール組織のメリットとは

ティール組織では、一人ひとりに会社の意思決定権があるため、責任感を持って行動できるようになります。また、それに伴って営業力や情報管理能力などのスキルが高まり、会社全体の利益へと繋がります。それぞれに権限があるため、権利の乱用や高い地位の社員の暴走などは起こり得ません。

ティール組織は、作り上げることが非常に難しいですが、完成すれば社内での分裂やストライキといったリスクを大きく抑えられます。

 

ティール組織を実現する上で重要なポイント

ティール組織を実現するためには、「セルフマネジメント」「ホールネス」「組織の存在目的」の要素を満たすことが必要です。

セルフマネジメント

セルフマネジメントは、それぞれの社員が誰かから指示されるのではなく、自ら目標を掲げて行動し、それを組織の運営に活かすことを指します。なお、ルールや規律がない訳でありません。等しい権限を持つ社員が共に働くと、自然にルールやチーム、担当などが生まれます。

このセルフマネジメントに移行するために、まずはセルフマネジメントのメリットを社員に伝えて理解を深めてもらう必要があります。そして、お互いが持つ知識や技術、仕事の進捗などあらゆる情報を常に共有できる環境を作ります。また、問題が発生した場合、自らの力で解決できるようにサポートします。

ホールネス

ホールネスとは全体性のことを指し、社員の心理的な健康状態を良くして、個々の力や個性を存分に発揮できる環境を作ることです。例えば、オフィスのインテリアや備品選びを任せたり、ルールを定めたうえで子供やペットと一緒に働いたりする方法などが挙げられます。

ホールネスを実現させるためには、従来の組織モデルによる考え方を撤廃させなければなりません。人の意見に耳を傾ける力やコミュニケーション力などを身に付ける必要があります。また、駆け引きなくお互いの意見を伝えることができるような環境を整えます。また、不安を感じている人物がいれば、組織全体がその人に寄り添うよう対応することが大切です。

組織の存在目的

ティール組織では、組織全体の目標や働き方などについて、常に社員同士で共有している必要があります。一人ひとりが等しい権力を持っているため、組織はめまぐるしく変化します。その変化について行くことができなければ、ティール組織はうまくいきません。そのため、こまめにミーティングを行い、組織の存在目的について常に把握できるようにすることが大切です。

 

ティール組織における正しい理解を身につけよう

ティール組織を作り上げることは難しいと思われがちです。また、限定した条件の中でしか実現できないとも考えられていますが、様々な誤解もあります。ティール組織を考える上で大切なポイントを紹介します。

規模の大小は関係ない

ティール組織は、小さな規模でなければ実現はできないと思われがちですが、大規模でも実現は可能です。もちろん、少数の方がティール組織を作りやすくはありますが、ティール組織の土台ができていれば、人数はさほど大きな問題にはなりません。

どのようなビジネスモデルでも対応できる

ティール組織に適切なビジネスモデルというものはなく、どのようなビジネスモデルでも対応できると言われています。

従来の組織モデルを否定するものではない

ティール組織が完成しているように見えても、グリーンやレッド、オレンジ組織など、過去の組織の要素は残っています。そういった存在を排除する必要はありません。これは、ティール組織が以前の組織モデルを否定するものではないからです。

 

まと

ティール組織は、どの業種・どの規模でも作ることができますが、セルフマネジメント、ホールネス、組織の存在目的といった要素に注目し構築していく必要があります。また、新しく革新的なモデルではありますが、これまでの組織モデルを否定するものではありません。その目的や違いを知りながら、今の組織運営に活かしていく姿勢が大切でしょう。

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