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優秀な人材を採用するためのコツ?自社に合った人材を見極めるために

Written by 塚本 ひかり | Apr 17, 2020 1:45:16 AM

採用をするならできるだけ自社の求める人材が欲しいと、人事担当者であれば思うことでしょう。しかし、顕在している一部の面のみを見て、自社で欲している人材だと判断するのはなかなか難しいものです。

この記事では、
・優秀な人材についてのヒント
・見逃さないためのポイント
・優秀な人材に定着してもらうためのコツ

を解説します。

 

「優秀な人材」と呼ばれる人の共通点


優秀な人材の定義はさまざまです。そのため、たとえば高学歴の人材だからといって、一概にその企業にとって優秀にあたる人材とは限りません。

ここでは、スキルやそのレベルといった技術的なこと以外で、優秀な人材に共通する特徴を挙げます。優秀な人材を見極めるにはどこを見るべきかの参考にしてください。

自分の役割を理解している

優秀な人材の共通点のひとつが、自分の役割を理解し行動に結び付けられることです。そのため、会社や上司から与えられたことをこなすだけ、といった受け身な行動を取りません。

彼ら、彼女らは、会社の状況や事業、方向性を理解したうえで、自分が会社にとってどのような役割を担うべきか、どのような行動をすれば企業の利益になるか認識し、仕事の本質を理解しようとします

本質を理解しているからこそ、無駄な仕事はせずにメンバーにうまく振り分けることができますし、指示やトラブルに対する適切で効果的な行動も可能です。自分のスキルや知識を企業の利益に結び付けることができるため、企業の利益に大きく貢献してくれると期待できます。

円滑な人間関係を築ける

会社組織の中でひとりの人ができることは限られています。それは、高いスキルを持った人材であっても同じことです。会社はチームで動く組織なので、円滑な人間関係を築けるコミュニケーション能力が欠かせません。

優秀な人材といわれる人のほとんどは、こうしたコミュニケーション能力を有しています。具体的には、相手の立場に立って謙虚にふるまえる人物です。

優秀な人材は、自分本位ではなく、相手の気持ちを汲んだコミュニケーションが自然と取れるため、相手に不快感や嫌悪感を与えるような言動はとりません。

相手に配慮すること、感謝の言葉を伝えること、謙虚に相手の言葉を受け入れることができるため、自然と周りには協力してくれる人が増えます。結果としてチームの人間関係は円滑になり、チームワーク力は高まり、組織として一丸となって大きな目標に取り組むことが可能となるでしょう。

スキルを磨くことを怠らない

優秀な人材が優秀なのは、常に自己を顧みることができるためです。慣れない仕事やはじめての仕事では失敗することもありますが、失敗を失敗のまま終わりにすることはないでしょう。

自身の仕事ぶりを振り返ってどこが悪かったのか、どうすれば次はうまくいくかを考え次の仕事に活かそうとします。

また、現状に甘んじません。常に謙虚な姿勢で周囲のアドバイスを受け入れ、スキルを磨こうと努力をするでしょう。

そうした努力をしっかり実らせられるように行動できるのも、優秀な人材の特徴といえます。

彼ら、彼女らは、ただ闇雲にスキルを磨こうとするのではなく、今必要なスキル、将来必要なスキルを見極め、それに向けた目標を設定したうえでスキル習得を目指します。

自身のスキルアップだけでなく、仕事も同様に目標を持って実現に向けて取り組もうとするため、高いパフォーマンスを期待することができるでしょう。

 

優秀な人材を獲得するには


優秀な人材の共通点をいくつか紹介してきました。企業にとって優秀な人材の確保がどれほど重要なのか、お分かりいただけたでしょうか。

優秀な人材をしっかり見極め、見逃さないように、あるいは他社を選択しないように、どのような心がけでいるべきでしょうか。ここでは、企業ができる優秀な人材確保のためのポイントを2つ紹介します。

候補者とは対等な関係でコミュニケーションをとる

優秀な人材を一刻も早く採用したいからといって、連絡段階で高圧的な態度を取ってしまうなど、不安定な対応をしていると、候補者を混乱させてしまいます。

また、そういった状態で臨んだ面接では、候補者は自身の良さや魅力をアピールできず、会社側も人物像を正しく把握できない可能性があります。

こうした事態を避けるには、面接を実施する前の段階から、候補者と対等な関係でコミュニケーションを図ることを心がけましょう。そうすることで、書類審査などでは分からない本来の候補者の魅力に気付ける可能性があるのではないでしょうか。

スピーディーな対応を心がける

面談や面接が決まったら、スピーディーな対応を取ることが重要です。優秀な人材を求める企業は多いですから、少し対応が遅れると優秀な人材の自社への関心度や志望度が下がり、それよりも自身を強く求めてくれる会社に入社を決めてしまう可能性があります。

優秀な人材が自社を求めてくれるように、面談や面接が決まったら、日程調整をもれなく行いましょう。

候補者に合わせた早め早めの対応ができないと、次第に候補者の返信率が低くなり、志望度が低下することもあります。

HITO-Link CRM(ヒトリンク シーアールエム)

優秀な人材を確保するための行動を適切に管理するには、HITO-Link CRMがおすすめです。HITO-Link CRMであれば、メッセージが届いたときや、対応ステージが変わったときのお知らせ機能が搭載されているので、候補者へのアプローチのタイミングを見逃しません

ほかにも、候補者の企業の認知から採用までのステップをサービスとしてサポートしているので、ぜひご利用をご検討ください。

 

優秀な人材に定着してもらうためのポイント


ここまで優秀な人材を見極め、採用するためのポイントを紹介してきました。しかし、採用できたからといって安心はできません。採用後、いかに会社に定着してもらえるかが重要です。ここでは、優秀な人材が会社に定着するために企業ができることを紹介します。

企業のビジョンや方向性を社内全体に広める

優秀な人材は、企業活動を理解し、自身の役割を良くわかっている人物だと説明しました。しかし、会社の方向性やビジョンが不透明な状況では、適切な目標を立て行動することは難しくなります。

結果、自身が会社にとってどういった役割を担うべきなのか、どのように目標を設定するべきか見いだせず、意欲が低下することで優秀な人材の流出につながってしまうでしょう。

優秀な人材が会社から離れていくことを防ぐためにも、社員には日頃から自社の方針やビジョンをしっかり伝えることが重要です。経営者と社員がお互いに信頼しあえている状況を作り、チームとしての会社を構築できれば優秀な人材の定着度は高まります

働きやすい環境を整備する

優秀な人材は、自身のスキルや知識が最大限に発揮できることを望みます。そのため、形式ばかりにこだわっている会社、スピード感のない会社、自身の能力が発揮しにくい会社には物足りなさを覚えてしまうでしょう。結果、もっとやりがいのある仕事を求め、他社に流れてしまうことになります。

このような優秀な人材の流出を防ぐためにも、個人の能力が発揮できるような環境を作ることが重要です。社員の主体性を重視した働き方ができるように、仕事の進め方などを見直す必要があるでしょう。また、意欲を持って仕事に取り組めるように、働き方の選択肢を増やすのも人材流出を防ぐコツです。

 

まとめ


企業によって優秀な人材は異なりますが、共通する部分もいくつか見られます。そのため、競合だけでなく、他業種でもそうした人材を欲する企業は多いことでしょう。他社と差をつけ、優秀な人材を確保するには、積極的に働きかけ、しっかり関心を持ってもらえるようにすることが大切です。