- Twitter採用
2020 . 11 . 26
Twitter採用は、うまく運用していかなければ、全く成果がでないこともあるシビアなものです。適切に管理・運用するには、注意点をふまえてツールなどを活用し、業務負担軽減と情報の選別を行っていくことが重要になります。
この記事では、Twitter採用の注意点や運用・応用のポイントについて紹介しています。Twitter採用を取り入れる際の一助となれば幸いです。
ここでは、Twitter採用を取り入れるメリットに加え、注意しておくべきデメリットについても紹介します。
SNSの利用者数は2010年代からスマホの普及とともに急速に増加し、身近なものになりました。
総務省のデータによると2016年には20代・30代の9割以上が、なんらかのSNSを利用しているとの調査結果も出ています。
(出典:総務省「平成29年度版 情報通信白書」第1部よりhttps://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111130.html)
(1)基本的に企業でも無料で運用が可能
採用コストの削減、広報活動を行う際にも役立ちます。
(2)手軽に使える
求人を大々的に打ち出す場合とは異なり、社内の裁量や人員状況に合わせて導入でき、対してユーザーも手軽に閲覧や応募ができます。
(3)メディアやデータを添付してツイートができる
写真、動画はもちろん、ホームページのURL、位置情報を使用すれば、興味をもっているユーザーに対し商材や採用イベントなどの企業情報をダイレクトに伝えられます。
ここでは、Twitter採用のデメリット3つと、その対処法を解説します。
(1)潜在的な候補者やユーザーとして定着するまでに時間がかかる
企業の認知を広める活動を行い、定期的な更新を心がける必要があります。
また、近年では、企業の公式アカウントにとどまらず、社員ひとりひとりが発信していき、集合体のようにブランディングを行っている企業が増えています。
(2)「辞退やキャンセルのリスク」に備える
気軽に応募できるメリットがある一方で、ユーザーの準備不足などのギャップにより、面談・面接前の、無断辞退やキャンセルが発生しやすいのも事実です。
このデメリットに対しては、応募から辞退までを想定したルール作りを行い、辞退やキャンセル・突発的な音信不通のリスクを回避するなどの工夫が必要になります。
(3)発信の仕方によっては企業イメージを損なう
公式アカウントを運用する際は、発信の際に複数人でチェックし、発信・返信する際の指針やマニュアルを作り、社内周知することが大切です。
Twitter採用をうまく進めるためには、
・Twitterの特徴を十分に理解する
・ユーザーに注目されるような発信を行う
ことが必要です。
ここでは、Twitter採用を成功させるためのポイントや注意点について紹介します。
Twitterの特徴をおさえたうえで的確に活用し、採用に繋げることがポイントです。
・目に止まりやすい端的な見出しを考える
Twitterではひとつのツイートに記載できる文字数が「140文字」と限定されているため、見出しひとつとっても、その見出しで何をツイートしているのかを明確に伝えられるようにしましょう。
・ハッシュタグ(#)を活用する
ツイートの単語に「#花見」などと付けることで、特定の話題に興味のあるユーザーや、同じ単語にハッシュタグを付けたユーザーの画面に一斉に表示されます。ハッシュタグの後に付けても対応しない記号があるので、予習しておきましょう。
・トレンド入りしている言葉をチェックし、自社の発信に関連付けてツイート
これによって、多くの人の目に留まりやすくなります。
・文字だけでなく写真や動画の添付、ライブ配信を用いるのもおすすめ
より具体的に何を伝えたいのか、発信することができます。
・リプライ機能
自社のツイートについて発言やリプライを行ったユーザーに対し、返信ができます。
リプライ返信を行う際には、機械的にならず、返信しやすい文体にするなど、交流を持てるように工夫を行いましょう。
・ツイートアクティビティ機能
自社のツイートごとに閲覧回数や反応などを数値で確認でき、採用マーケティングにも活用可能です。
・コンプライアンスの遵守
プライバシーに配慮し、誤送信などを避けるためのチェック体制を整える必要があります。
また、Twitterの運用ルールについても確認し、Twitterの利用規約に則って運用を行うようにしましょう。スパム行為や攻撃的なツイートなどが行われているアカウントは、凍結されることもあります。
・情報の信頼性を保つ
Twitterで発信している内容と、Twitter以外での発信内容に相違がないように一貫性を保ちましょう。
社内で運用に関する基本指針の例を決定しておき、対応時間やQ&Aの返信基準、悪い批評に対する対応方法などを共有するのもひとつです。
ツイート内容に工夫をしていなければ、ターゲットユーザーに興味を持ってもらうことができません。
・どのような仕事をしているのかなどを積極的に発信する
採用に関わるツイートやイベントの告知、報告などで会社のソフトな面も広報できますね。
・ターゲットユーザーの興味を惹くようなワードや話題を入れる
ハッシュタグ機能も最大限に使いましょう。
長文にわたる情報や告知は、自社のホームページを連携して表示できます。
・採用ターゲットとの接触機会をもつために
面接、セミナーなどイベントの告知も手軽にできるのがTwitterの利点ですよね。
人事状況や季節に応じて、多彩な企画を検討してみてはいかがでしょうか。
Twitter採用では、情報の蓄積や管理も、発信と同じくらい重要な要素です。ここでは、Twitter採用と連携して行うべき準備や、運用のポイントについて紹介します。
TwitterなどのSNSと募集ページを連携させる
Twitterを採用に使う場合、ほかのツールとあわせて運用することで管理が容易になります。
Twitterのみでは、継続的な個別対応が必要になり、個々のアプローチの進捗を確認するには管理が難しい部分もあるでしょう。
問い合わせ先窓口の明示だけでなく、状況によっては対応窓口を分け、一部にのみ対応の負担がかからないよう工夫をしましょう。
Twitter採用を行う、また現在すでに行っているのでしたら、HITO-Link CRMとの並行活用がおすすめです。
Twitterと連携可能なため、Twitter内で発見、アプローチした気になる人材をHITO-Link CRMのデータベースへ追加し、社内共有できます。
有用な採用候補者をタレントプール(採用検討中の人材情報として蓄積)し、一人ひとりに対して幅広くアプローチできるメリットもあります。プールした情報は可視化され全体の把握が行いやすく、一元管理できるため、持続的なアプローチのタイミングを逃しません。
担当者だけでなく、社内全体で進捗が共有できるため、チェック漏れ防止になるのも特徴です。
もちろん、HITO-Link CRMを導入するに際し、事前に弊社担当より課題をヒアリングしたり、サービス紹介を行ったりしています。また、関係者様と弊社でワークショップを実施し、契約前に改めて採用状況などを確認しています。
きちんと社内ニーズとマッチしているかなどを確認し、ご納得いただいたうえで活用いただけるように努めております。
Twitter採用やタレントプールについてなど、採用手法を新たに構築したいとお考えの際には、ぜひ弊社のHITO-Link CRMをご検討ください。
Twitter採用は、SNSを活用した採用方法(ソーシャルリクルーティング)のひとつとして、活用している企業も多くあります。
Twitterの運用だけでなく採用業務を一括管理する手段として、HITO-Link CRMなどのツールを取り入れてみてはいかがでしょうか。